病院、医療施設でセキュリティゲートが必要な主な理由とは?

現在、コロナウイルスの感染が拡大している中で、病院への不特定多数の入退出が頻繁に起きている状況だと言えます。また、病院職員や看護師や先生など、病院内部で仕事をしている方たちも、緊急での患者への対応などが増加しており、外部からの不正侵入に気づきにくくなってきていることでしょう。こういった状況から、
病院でセキュリティゲートが必要な主な理由とは?
病院で、セキュリティゲートを設置する主な理由としては、

・防犯、内部管理体制を整え、内部と外部の両面から病院内の安全を守る
・入退室管理システムによる勤怠管理の業務効率化
・検体検知機能による感染防止対策

これらの3つとなります。まず1つ目の防犯、内部管理体制を整えるという点ですが、セキュリティゲートを設置することで、外部からの不正な侵入を防ぎ、病院内部の安全性を確保することが出来るようになります、また、病院内部からの無断外出を防ぐなど、内部管理体制を整えることも出来るため、セキュリティゲートの設置は、病院の外部、内部両面から安全性を確保することが可能です。

次に、2つ目の入退室管理システム導入による業務効率化については、このシステムを導入することにより、職員の入退室を管理することが出来、勤怠記録として管理することが可能となり、職員の勤怠管理を効率化させることが出来ます。

最後に、3つ目の検体検知機能による感染防止対策という点ですが、顔認証によるAI管理によって、コロナウイルスの感染が疑われる体温になっているかどうかもセキュリティゲートでチェックすることが出来ます。病院では、クラスターなどの内部感染が発生しやすいので、この検体検知機能によってPCR検査が必要かどうか迅速に判断することが可能となるのです。

病院でセキュリティゲートの設置が必要な場所とその理由
では、病院のセキュリティゲートの設置場所として、具体的にどういった場所に設置する必要があるのかをみていきましょう。

・エントランス、通用口

正面玄関や夜間通用口にカードリーダーを設置し、ICカードによる入場規制や、生体認証機器導入による入場規制も行えます。また、センサーを設置することで、時間外の徘徊、無断外出を検知することが出来るため、外部、内部両面の安全性の確保に役立ちます。

・ナースステーション

ここには、各種医療機器や医薬品等などが保管されており、職員や看護師などが業務多忙の場合、無人化する可能性が高い場所となっています。そのため、防犯という観点からセキュリティゲートを設置する必要があります。例えば、病院関係者には専用のタグを身に付けてもらい、そのタグを身に付けていない外部の第三者が、ナースステーションに侵入した際には、警報が鳴るシステムを有するセキュリティゲートを設置することで、外部からの第三者の侵入による、医薬品等の重要物品の盗難被害を防げる効果が期待できます。

・医事課

患者のカルテなど個人情報が保管されている部屋となるため、セキュリティゲートを設置するべき箇所と言えます。情報漏洩防止という観点から、カードリーダーによる入退出管理及び生体認証による管理の2重の管理が必要です。より管理を厳重にしたい場合は、監視カメラの設置も検討すると良いでしょう。

・内部エリアの入出規制と勤怠管理
待合室から職員エリアへの扉にカードリーダーや生体認証機器を設置することで、部外者の入室規制を行えます。また、内部関係者の入退室履歴を用いて、出退勤管理や勤務官インターバルの管理を行うことが出来ます。そのため、外部からの不正侵入及び、勤怠管理の両面を行えるので、セキュリティゲートの設置場所としては、十分検討するべき箇所と言えるでしょう。

・サーバーなどのITルーム
病院も様々なIT機器を活用して、病院内の各施設及び患者の健康状態などを管理しています。それゆえに、それらの動力源であるサーバーなどが集約されているITルームへの入退室管理は、カードリーダーや生体認証機器などのセキュリティゲートを設置して、厳重に行うべきだと言えます。

まとめ
現在、病院はコロナウイルスの影響もあり、より多くの人々が利用する施設となってきています。今後も、感染の収束が不透明なので、先述の機能をもつセキュリティゲートを設置することで、病院内の安全や健康を守ることが期待でき、働き手にとっても、その病院で生活している患者にとっても安心できる効果が期待できます。そのため、病院内でセキュリティゲートを設置していない場所があれば、この機会に検討するべきタイミングだと言えますね。