2020/12/25

国内での医療機関と介護施設のセキュリティシステムの現状

最も安全で災害時に避難場所になるであろう病院や介護福祉施設。
しかしこの避難場所になるであろう場所のセキュリティシステムに問題や改善する事があります。

•介護施設は警備員を配置しない

病院は警備員がよく配置されているのが見受けられます。
駐車場や玄関、そして非常口にまで警備員を配置し防犯対策が出来ているのが感じられます。
しかし介護施設は警備員の配置すらなく、サスマタすら無い場合もあります。
何故、介護施設には警備員を配置しないのか?
それはコスト面もあり、「何か起きても職員で対応出来る」といった考えがあるからなのです。
介護施設は10人以上の入居者や患者を10人にも満たない職員で介護をします。
一人一人職員には担当業務があるので、防犯カメラのモニター監視なんて当然介護職員に出来るわけありません。
その為、介護施設は事故が起きた後に気付くと言ったケースが多いです。

•防犯カメラはあるが監視している施設職員が不在

防犯カメラを設置している医療機関や介護施設はありますが、遠隔監視システムを取り入れていていない場合も
あります。
遠隔監視システムとは、防犯カメラ自体が警備会社に繋がっており警備会社が監視をすると言うシステムです。
もし異常があれば警備会社から警察に連絡が行く場合もあります。
しかし「患者の徘徊対策」「患者の脱走予防」と言った目的で防犯カメラを設置している医療機関や介護施設はは
「職員が見守ればいい」といった考えがあり、当然防犯カメラも設置はせいていますがモニター監視する職員が不在
な場合が多いです。
私自身、そのような介護施設で勤務しましたが、事務所に防犯カメラモニターがありましたが誰も監視している職員は
いませんでした。
モニター監視よりも「介護業務」が優先と言った現状なのです。

•土日祝日は警備や防犯対策が半端になりがち

土日祝日は最も施設管理者が不在になりがちです。
医療機関には当直職員や警備員が配置していますが、もし急患が来ても迅速に対応出来ずにスムーズに対応が出来ない場合
が多いです。
介護施設は特に施設管理者が不在が殆どで、末端にいる介護職員や専門職員が対応します。
もし事件や事故があっても責任が問われてしまいますが、管理者が不在だと職員も困ってしまう場合が多いです。
私自身も、土日祝日に患者の家族の対応をしていて暴言や暴力といった事件にあったことがあります。
管理者が不在で女性職員しかおらず、結局は警察に通報してしまいました。
その際私と数名の職員が殴られて怪我をしましたが、もし警備会社と連携し警備員が配置されていたら職員は怪我をせずに済んだのかもしれません。
このように土日祝日の警備体制が半端になってしまうケースが多いです。

医療機関と介護施設のセキュリティシステムの対策改善案は?

•職員や患者の安全を優先にする

まずは職員や患者の安全を守る事が優先となります。
防犯カメラを設置しても、モニター監視していないと言った事はないように遠隔監視システムを導入し事件や事故を
予防する必要があります。
防犯対策の為の研修をする事や、対応方法を指導を施設管理者から職員にすることも大切になって来ます。
その際に、警備会社が常に防犯カメラのモニターを遠隔監視している事も話しておく必要があります。
防犯カメラのモニターは職員は監視出来ません。
職員にモニター監視させることで、現場の仕事に支障が出る場合は早急に警備会社の遠隔監視システムを利用すべきです。

•地域との連携

患者の徘徊や脱走があった場合、職員はまず警察に連絡し患者の家族やケアマネージャー等の相談員にも連絡します。
そしてその地域の自治体長にも連絡を入れて捜索となります。
地域との連携はとても重要となり、特に自治体やケアマネージャーとの連携は介護施設では必ずしないといけない事です。
患者の特徴や格好を報告することで、早い発見にも繋がるのです。
この地域との連携システムを、私が勤務していた施設では「連携の5連鎖」と言っていました。

患者徘徊、脱走に気付く→施設管理者に報告→→患者の家族に連絡→警察や相談員、自治体へ連絡→非番な職員へ連絡

非番な職員も捜索に入れることでスムーズに患者を見つける事が可能となります。
しかし非番の職員が残業扱いになるので休みが捜索となってしまい、代休も確保されずに勤務していました。

•コスト面を考えずに何よりも顧客重視

遠隔監視システムや防犯カメラは当然お金がかかって来ます。
電気代や警備会社の契約依託料は必ずかかるものです。
「コスト面が心配」では無く患者や職員の安全を心配することが大切なのです。
患者ばかりがお客様ではないのです。
職員もお客様と考えるべきだと思います。
もしその医療機関で事件や事故が起こり、何も防犯対策をしていなかった場合、職員は「2度とこんな事件を起こさせたくない!」
と言う気持ちになり内部告発をするケースがあります。
内部告発は悪い事と考える会社や企業が多いですが、医療機関や介護施設の内部告発の目的は「患者の安全を守る」「職員の訴えを聞いて!!」
と言った目的で行われます。
患者と職員の安全を「節約優先」の為に、無視しないようにすべきだと思います。