新型コロナの影響で多くの企業が打撃を受ける中、教養や教育環境にも大きな影響があり特に集団生活を送るであろう学校、学生が利用するであろう
図書館や美術館にも感染リスクが高い事で、「休校」「閉館」と言った対応をしていたと聞かれています。
しかしそれは昨年の緊急事態制限時のみです。
現在は、子供達の学力不足もあり休校にはなっておらず、大学生の場合は学費が払えずに自主退学してしまう学生もいると言われています。
そこで今回は、新型コロナの感染予防対策を学校や図書館、美術館ではどのように行っているのか?を紹介します。
学校は集団生活を送り勉学に励む場所です。
友人を作って、友人と楽しく過ごしながら教師の授業を受けます。
しかし以外に、朝礼や始業式や終業式、卒業式等の時期や季節で必ず生徒を集め行う式や運動会や学芸会、文化祭などの学生が楽しむ又は作る行事もあります。
そのような式や行事は、「人が大勢同じ場所に集まる」と言った状態になる為、朝礼や始業式、終業式は教室でのモニター放送で行う場合や卒業式は、在校生は出席せずに卒業生
のみの出席にし参加者を減らす工夫をしています。
文化祭等の行事は、中止にしている学校が多く昨年一斉休校し学力の遅れを取り戻す為に、行事の準備時間を授業にしている学校もあると言われています。
どうしても学芸会をしたいと言った子供達もおり、劇を録画してDVDにし家族に保護者に配布する等の対応をしている学校もあるそうです。
体調が悪いのに無理をして登校してしまい「授業中に熱が上がって来た」「風邪気味で咳がとまらない」と言った状態は学校ではよくあります。
こうなってしまうと保健室にいる養護教諭が対応をしますが、保健室に体調不良の生徒がいる事は接触する人が増える事になってしまいます。
当然、風邪症状があるのに教室にいれば他の生徒や教師にまでうつしてしまう可能性も高いのです。
新型コロナの症状は、上気道症状です。
解りやすく言えば、「咳や鼻水、喉の痛み」等で風邪の症状と同じなのです。
学校側は「体調が思わしく無い児童の登校は控えるように!」と呼びかけている事が多く、保護者と学校間でのライン等のSNSで呼びかけをする場合もあります。
又、休日の保護者との過ごし方を指導する学校もあり、「人が沢山いる所には行かない」「おうちで過ごして下さい」と言った呼びかけをしています。
しかし「お出かけしたい!!」と言うのが子供です。
どうしても外出してしまいがちで、そこから感染すると言ったケースが多くあります。
昨年、緊急事態宣言が出る前に午前と午後に分けての分散登校をした学校があったと言われています。
しかし感染者が増えたことから一斉に休校し、オンライン授業をしていた学校が増えていきました。
オンライン機材を設置し、オンライン授業を導入した学校は国や県からの補助を受けていたと聞かれますが、
現在はオンライン授業をしなくなってしまったので、大きな無駄となってしまった可能性が高いと言えます。
感染者が増えて学校でのクラスターが発生しているのであれば、オンライン授業を今後も導入すべきだと思います。
児童の多くはマスクをきちんと着用して登校し、昇降口では検温と教師の体調確認と手の消毒をして学校内に入り授業を受けます。
当然、教員達も体調確認や検温、手の消毒をしています。
一時期、ある学校で「白いガーゼマスクで!!」「白いマスクしか認めない」と言ったことがありましたが、その時には「マスクが品薄」
「ガーゼすらない」と言った状態でした。
現在は、マスクの色の指定はなく児童は保護者に作ってもらったマスク等着用しており見ていると「微笑ましい」と言った感じだったことがあります。
マスクの色の指定をすることで感染予防が出来なくなってしまえば、学校側の責任となってしまう可能性がたかいと言えます。
又授業中の換気や生徒が帰った後も、教師は校内の掃除や消毒を徹底しています。
換気はとても難しく「寒い」「風が入って来て授業所じゃない」と言った意見が多く、窓や教室の扉を30分に1回開けて換気を徹底していると言われています。
換気は30分に1回で室内の空気を入れ替える目的で行われるので、5分以上は行う必要があると言われています。
開館時間を短縮している図書館も多いですが、もっと多いのが利用者の制限です。
利用者は来館した時に、すぐに検温と手の消毒をしてもらいます。
37、5℃以上あれば当然、図書館へは入る事は出来ません。
勿論、微熱以外にも「体調が悪い」「風邪症状がある」と言った人も同じです。
そして図書館に入る事が出来る人は、マスク着用が必須となり、人との接触を避ける事が重要となります。
人との距離を1~2m確保して密にならないようにします。
勿論、利用者の制限をしているので、団体での利用や読み聞かせ等のイベントも中止です。
又、図書館でクラスターが出ればすぐに情報公開出来るようにしていると言われています。
フエイスシールドや図書館の従業員がいる所も仕切っているので、感染予防出来ていると思われ、本の返却時も手袋を
従業員は着用している事もあります。
来館を予約制にする図書館もあると言われています。
図書館に入る人は手の消毒は可能です。
そして図書館内を掃除してドアノブやテーブルや机、本棚を消毒する事は出来ます。
換気も学校と同様に30分に1回行います。
しかし消毒出来ない物があります。それは「本」です。
本は当然紙で出来ています。
水をかければふやけてしまい破損の原因へと繋がります。
そして本にアルコールをかけて日光消毒してしまうと、本が劣化してしまう可能性が高いです。
最近では図書館や古本屋には、本を紫外線で消毒する「殺菌ボックス」を設置している事もが多いとも言われています。
しかし殺菌ボックスが無い図書館は利用者に手を洗ってもらい手の消毒をしてもらってから本に触れさせるようにしています。
又、その図書館でコロナ感染者が出た場合、本を一定期間一つの部屋に隔離すると言った対応をしています。
返却期間をあえて延ばす場合もあると言われています。
利用者が来館する時に、必ず図書館で徹底している事は利用者の住所や連絡先の記録として残す事です。
図書館の玄関や受付に来館者記録や名簿があり、利用者はそこに氏名や住所、連絡先を記載する事が必要となります。
何故、このような対応をしているのか?
それは図書館内でクラスターが発生した際に、その日に来館していた人の記録が残っていると保健所からの連絡もスムーズになり
PCR検査を受ける呼びかけも出来るからでもあるのです。
•美術館での画展などの行事の中止や延期
新型コロナが流行してから人が集まる行事やイベントは中止となっています。
当然、美術館で行う画展等のイベントも中止にし感染予防を徹底しています。
勿論、割引デーやシルバーでー等、人が集まる割引も中止にする美術館が多いです。
団体での利用を避けるためでもあるのです。
美術館は掃除や消毒をする事は簡単ですが、換気は難しいとされています。
窓が無い美術館もあるのです。
それは美術品を日光から守る為でもあります。日光で美術品が劣化する事があるからです。
そこで多くの美術館での換気方法でとられている方法は空調設備を使った換気です。
換気扇や空気清浄機、サーキュレーター等を利用して、空気の循環を出来るようにしている美術館が多いです。
又、もし感染者が出てしまった場合、図書館と同様で絵の消毒は劣化の原因になるので出来ませんので、一つの部屋に隔離をし
安定している湿度や温度管理で、保管と収蔵をします。
その後は慎重に点検をして梱包し、返却すると言われています。
現在、美術館でのクラスターは発生していませんが、もし感染者が出ればこのような対応となると言えます。
美術館の来館する際は、まずは検温をし手の消毒が必要となります。
37、5℃以上の人や体調が悪い人は当然来館は出来ません。
そして来館出来た人は、マスク着用が必須となり、人との間隔も図書館と同様に確保する必要があります。
又、来館者記録を取る美術館もあり、それは図書館と同じ理由と言われています。
美術館の従業員は、最低人数での稼働をし、来館者と同様で検温と体調確認を行いマスク着用が決まっています。
美術館の案内係や職員は配置せずに、来館者との密にならないように徹底していると思われます。
学校や図書館、美術館は学びの場所でもあります。
その為、学生以外にも多くの人が出入りします。その出入りする人、又は利用する人の記録はとても重要となるので
利用する人は体調確認や検温をした後、必ず記録を残す事が大切だと思います。