2021/04/05

顔認証システムの活用方法・導入事例

生体認証技術が注目されるようになったのは少し前からだが、ここ数年で本格的な普及が始まっています。パスワードや暗証番号のようなテンキー形式だと「忘れてしまう」、又、「パスワードを更新しないと行けない」という心配やロスがなく、鍵やICカードのように「紛失してしまう」「盗難した」というリスクもないため、利便性が高いからです。なかでも精度が高く、特別な操作が不要な顔認証は、近年活用の幅を大きく広げつつあり,新型コロナウイルスの感染対策にも繋がっているのです。
「カメラに写った人物の顔を判定する」と聞くと、入退室管理などの用途を思い浮かべる人が多いだろう。実際、顔を認証してドアの解錠をする、特定の人物の顔を検出・照合した場合に通知を出す、といった高いセキュリティが求められる分野では、導入事例も多く,体調不良者の入室制限も可能となっているのです。

病院の薬品管理庫とサーバルーム

病院の薬品管理庫やサーバルーム、個人情報を管理する部屋など、より高レベルのセキュリティ確保が必要な部屋への入退管理では、顔認証システムを導入する利点が大きいです。
認証時のログに顔の写真が残るため、いつ、誰が部屋に入ったかが一目瞭然だからです。ID番号などと照合する必要がなく、周囲に不審な人物が写っていないかも確認できます。
導入前には、「認証の精度はどれくらいなのか」「登録人数が多いと認証に時間がかかるのではないか?」といった疑問が必ず挙がるというが、顔は正面であれば96.9%の精度で検出し、1秒あたり302万人の検索速度で照合できると言われています。待たされるという感覚やイライラ感はほとんど抱かないレベルのスピードと言えます。
メガネをかけた状態でも、問題なく顔は認証できます。そして最近では、マスク着用した状態でも顔認証が出来る機器やマスク着用有無の確認の顔認証機器も存在し、「マスクが着用されていません!」と言う警告とマスクをしないと入れないと言う機器も存在します。

認知症高齢者施設に設置

介護施設で勤務する人のストレスは身体介護も生活介護ですが,それ以外にも認知症高齢者の徘徊もストレスとなっていると言われています。
私も一時期、高齢者施設で勤務していましたが,面会者と一緒に自動ドアから脱出する高齢者が多い施設でした。
テンキー形式にしても暗証番号を覚えてしまう高齢者もあったのを覚えており、近くのコンビニまで徘徊していたと言うケースがあります。
介護施設では、誰も気付かない間に、認知症を患った入居者が施設から出て行ってしまったりするケースがあるが、これを未然に防ぐような取り組みにも活用されている。
ある介護施設では、ドアにセンサーを付けて、不意に出て行ってしまう入居者に対応するといったことをしていたが、出入りする全ての人に反応してしまうため、職員が業務の手を止めて玄関を見にいくような仕事が頻繁にあったといいいます。しかし顔認証システムと通知の仕組みを導入したことで、不必要に出入り口を確認する回数が激減したのです。
また外出した時間などもログから確認できるので、仕事を中断することが減り、業務量も減少しイライラも少なくなってと言われています。
この機能を応用すると、特定の人物の来訪等を確認することも可能なので、例えば家族や知人などに顔情報を登録してもらえば、その人が来訪した際に通知をする、といったこともできます。また、出入り口の電子錠と連携させれば、顔情報を登録している人が訪問した時だけ解錠することも可能です。

空港に顔認証システムを設置

空港で顔認証カメラシステムを導入しているのは国内だけでも4空港あります。主に、顔認証技術を活用した出国帰国手続きの運用で日本人が対象となり、機械がパスポートの画像と顔を照合し、一致すると自動でゲートが開く仕組みになっています。利用者がパスポートをかざすと、内蔵カメラが顔を撮影し、本人と認識されればゲートが開きます。認識の精度は上がっており、マスクや帽子、サングラスを外せば、ほぼ間違いなく認識するということです。混雑緩和の為に導入されましたが、さらに顔認証カメラシステムを飛行機遅延の為に導入した空港があるようです。乗客は顔認証カメラシステムにパスポートと顔を登録。空港内には複数の顔認証カメラが設置されており、登録された乗客がそこを通過することでおおよそどの位置にその乗客がいるのかがわかる仕組みになっています。搭乗時間に間に合わない場合、空港会社から空港内に乗客の呼び出しがされますよね。その場合、乗客がどこにいるのか把握ができていれば大幅な遅延をしてしまうことを避けることができます。職員がタブレットで乗客の位置を確認することができるそうです。

中国の街中で顔認証システムを導入!!犯罪も激減

監視カメラ大国と言われる中国ですが、街中のあらゆるところに監視カメラが設置されています。顔認証システムを導入してからは犯罪や事故が起きた時の検挙率が非常に高くなっているそうです。
よって、結果的に犯罪が減少しています。そんな中国では、買い物をした時の支払いも顔認証カメラで行われるようになっています。顔認証カメラで認証され本人確認が行われると、支払いが完了。カードも現金もいらなくなるということです。このシステムは、日本のコンビニなどでも導入が検討されています。

フィットネスジムが顔認証システムを導入!!店舗の業務効率化と接客の質向上を両立
このジムでは、会員制で会員カードを持ってジムに入室となっていました。
しかし会員のカード紛失やカード忘れによる事務手続きの対応などで、受付スタッフに業務負担がかかっていました。
会員と非会員がカードの貸し借りをする「なりすまし」の不安もありました。こうした背景がある中で、会員に丁寧な接客を行うためにも、受付業務の工数削減が求められていました。
ジムスタッフからは「受付業務の負担が軽減されました。空いた時間で会員さまへ、より目配りや気配りができるようになりました」とそのメリットを実感していますと好評。会員カードを利用していた場合に発生する各種手続きがないため、従業員の負担が軽減し、会員への声掛けや、困りごとへのケアが手厚くできるようになったといいます。お客さまも手ぶらで来店できるようになり、利便性が確実に向上しました。
又、このジムでは、従業員の勤怠管理も顔認証システムで行っています。

顔認証で接客を変える、ファッション企業

ファッション企業「Burberry(バーバリー)」では、オンラインと実店舗の両方のデータを利用し、顧客ごとにリコメンドする商品を変えている。顧客が店内を歩くと、店側がオンライン購入履歴とソーシャルメディアのアクティビティ情報にアクセス。それをもとに、次の購入候補となる商品を提案する。例えば顧客が最近あるコートを購入したとしたら、そのコートの他の購入者から人気があるハンドバックを勧めるという感じです。

「Walmart(ウォールマート)」は2012年に、顧客のサービスへの不満の有無を確認するために顔認証機能を活用し始めている。レジ横に付けたカメラで顧客の表情を読み取り、不満な顔をしている顧客を検知すると、レジスタッフに状況を改善するように通知する仕組みです。これはクレーム発生前に顧客の不満に気づき、サービスの問題にタイムリーかつ適切な方法で対応することに役立っています。

私自身衣類を購入する際に、「一人で買い物を楽しみたい」と言う気持ちが強いです。
その為、アパレル店員の「これなんかいかがでしょうか?」「何をお探しですか?」と声を掛けられてついて来られるのが
「苦痛」「うざい」と言った感じです。
このように顔認証システムをファッション企業に導入す事でアパレル店員をレジにのみ配置する為、人員配置の削減にも繫げる事が可能と鳴り、お客さんも買い物を楽しむ事が出来ると思われます。