ものつくり補助金とは?概要・公募要領・採択率を解説

一つの企業がアイデアをだして業務の効率が良くなる物や道具、又はメニューが出来たら嬉しいですよね。
そこから赤字から黒字に変わって行ったと言う企業も多いと言われています。
「アイデア一つですごい!!」と思ってしまいますが、「でもお金がかからない?」「赤字になったらどうするの?」と言う不安がある人も
いると思います。
しかし新型コロナの影響で中小企業は勿論、小規模な企業への打撃は大きく「お店をたたみます」と言ったケースが多いです。
こうなってしまうと仕事が無い人が急増してしまい、悪循環になってしまうのです。
その為にあるのが「ものつくり補助金」なのです。
そこで今回は、中小企業の応援の為の投資でもある、ものつくり補助金についての紹介をして行きたいと思います。

中小企業向けの補助金ものつくり補助金とは?

•ものつくり補助金とは?

新型コロナの影響を乗り越える為の投資でもありサービス開発や生産プロセス等の改善を図る為に設備投資と言われています。
中小企業等が生産性向上に資する革新的サービス開発や試作品開発•生産プロセスを行う為に、必要な費用
又は設備投資を支援する補助金を言います。
ものつくり補助金の正式名称は「ものづくり•商業•サービス産業性向上促進補助金」と言い、カフエや果樹園
寝具店等のサービス産業や生産業が補助金を使って製造機械等の開発や制作をしたと言う事もあり、その影響で業務
が円滑となったと言う事もあるのです。

•補助金の支援を受ける事が出来る企業は?

まず支援を受ける企業は飲食店等のカフエやケーキ屋、パン屋、生産業でもある農家や果樹園、工場、サービス業でもある美容院、販売業でもある
家具屋や寝具店等が上げられます。

•補助金はどれ位支援されるのか?

補助金は100万~1,000万円支援されると言われています。
しかしこれはきちんと申請資料や書類を揃え提出した場合です。
資料が嘘だらけだった場合や審査で落ちてしまえば、補助金は当然受け取る事は出来ません。

•補助率引上げ、製品供給継続への投資

革新的な製品やサービスを提供するための開発や、生産プロセスを改善するための設備投資の費用などについて、
1000万円を上限に、中小企業は2分の1、小規模事業者は3分の2を国がそれぞれ支援ことになっています。今年に入り、
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、経済産業省は第2次申請から、コロナ禍の事業者を支えるための「特別枠」を創設。
サプライチェーン(部品供給網)が寸断した際に、顧客への製品供給を継続するために中小企業が行う設備投資について、補助率を3分の2に引き上ています。
設備投資に加え、広告宣伝費や販売促進費も補助対象となります。
また、自動精算機やキャッシュレス端末の導入、テレワーク環境の整備に投資する場合は、小規模事業者も含め補助率は4分の3となります。
ただし、いずれも補助対象となる経費の6分の1以上をこうした投資に充てることが必要です。

ものつくり補助金公募期間は?

ものつくり補助金の公募期間は決まっています。
中小企業向けの一般型、グローバル展開型の場合は、公募開始は令和2年の分は閉め切っており、最終で12月18日までとなっています。
そして申請開始日は令和2月2日からで申請締め切りが2月19日の17時までとなっています。
一般型は申請期間や締め切り日の間隔が短いので、忘れないようにする必要があります。

支援者向けのビジネス型の場合は、1次公募と2次公募がありますが1次公募はすでに終了しています。
2次公募開始は令和3年1月15日からで、2月10日から申請が開始されます。
申請締め切りが3月19日の17時までです。

ものつくり補助金で必要な資料は?

ものつくり補助金をもらう為には、必要な書類を揃える必要があります。

まずはその企業の決算報告書や労働者名簿も必要ですが、きちんと売り上げ計画を立てられているかが重要になって来ます。

まずは次の書類を揃える事が重要です。書き漏れが無いように嘘をつかないように記載しましょう。

•ものつくり•産業•サービス新展開支援補助金事業計画書提出について(様式1)
•事業計画所(様式2)→応募者の概要、事業内容、実績説明、経費明細表、その他
•賃金等の明細
•計画書に基づいた予算書

計画書は特に具体的に記載する事が重要で、目標を明確に書いてその目標にすすめる為に、どれ位の従業員やお金が必要かを書く必要があります。
勿論、虚偽の計画を書けば審査に落ちてしまう可能性があります。

申請資格は?

ものつくり補助金を受けれる企業は次の通りです。
•製造業、建築業、運輸業
•販売業
•サービス業(情報処理、ソフトウエア、美容院)
•小売業
•ゴム製品製造業(自動車や航空機のタイヤの製造及びベルトやチュ-ブ等)
尚上記の職種にいる従業員は50人~900人資本金は5,000万~3億と言われる中小企業です。
上記の条件に該当しても、発行株式の総数又は出資価格の1/2以上を同一の大企業が所有している中小企業などは対象外となってしまう
可能性があります。
つまり公募も申請も難しいと言う事になるのです。

•補助金をもらうとこんな事が!!

夫婦で経営するカフエの場合:クッキー生地の食べることが出来るコーヒーカップを開発。
補助金を活用して、可食容器製造機械を導入し業務が円滑になった。
その事もあり生産能力が10倍となってコストも1/10に!!
全国展開するカフエとなった。

果樹園の場合:果樹園を運営する農家が補助金を活用し特産品の金柑を密閉冷凍するために
急速冷凍機を導入した。
品質が落ちる事無く長期保存が可能となった事から、全国から海外に販売する事が
出来た。
寝具店の場合:ネット通販により売る上げが減少しがちだったため、店舗販売を強化する為に
補助金を活用し寝心地を計測する寝心地センサーを導入。
顧客に合った寝具を選ぶ事が可能となり、寝具の提案営業が可能となった。
若い世代の新しい顧客取得にも繋がった。

審査基準や採択率は?

•審査基準

技術面→製造業の場合、工夫している部分や円滑に業務が出来ているか?です。目標が叶えばどれぐらい業務が円滑になるかを確認されます。
事業化面→補助を受けれる設備であるかを確認されます。工場内の設備や従業員数
政策面→新サービスや事業の設計や計画の確認。デザイン開発

•審査する人

審査を担当する人は、大手企業の役員や大学教授、コンサルタント等の有能で知識人な人ばかりと言われています。

•補助金の採択率は?

ものつくり補助金の額は大きいですが、採択率は62%と高いわけではなく、かなりの難易度と言っても良いかもしれません。
令和元年では全国で2,287件の申請がありましたが、1,429件が採択されました。
採択率は60~62%で、高いとは言えないと思われます。
申請書や計画書をきちんと書いていたとしても、通らない人は多いと言われています。
もしどうしても新しい計画で業務を遂行したいがお金がかかってしまう場合は、税理士や公認会計士が登録している認定経営革新等支援機関
と言う所に相談してみても良いかもしれません。
お金の支援を受ける事が出来るので、業務改善をしたい企業にはおすすめかもしれません。
又申請は1度きりと決まっている訳ではありません!
公明党は、ものづくり補助金の創設をし引き続き継続を呼びかけていると言われています。
次回や来年の公募にチャンスはあるので諦めない事も大切だと思います。