原子力発電でのセキュリティ対策とは?

国の重要施設である原子力発電所を、テロの脅威から機械で守るための対策は必要となって来ます。
現に東京電力で防犯システムが上手く機能していなかった原子力発電所があった事から、「テロ対策」「国民を守る」と
言った目的を持った対策が重要とされています。そして原子力発電所は「自然災害」からも守られる事が重要となって来ます。
そこで今回は、原子力発電所のセキュリテイ対策と災害対策について紹介していきます。

セキュリティゲートは有効化か?

原子力発電所のセキュリティシステム構築で培ったノウハウを活かし、企業や大型施設への不法侵入を未然に防ぐ侵入検知システムや、施設へ出入りする人や車を検査し、不正通行を阻止するための出入管理システムは重要となります。
それが全て「テロ対策」「情報漏洩対策」にも繋がりますので。セキュリテイゲートはとても有効となります。特に不審者、不審車両の侵入、なりすまし侵入、共連れ侵入をゲートを使用する事で防ぐ事が可能です。
又、防犯カメラを合わせて使用することでプラスになる場合もあります。それ以外には災害被害の防止を防ぐ事も原子力発電所には必要となって来ます。

入出場管理に求められるセキュリティとは?

原発には,ハイレベルなセキュリティを搭載した共連れ防止のゲートが必要と思われます。現に東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の所員が、他の所員のIDカードを使って不正に中央制御室に入っていたことが、関係者への取材で判明しています。東電は原子炉等規制法に基づき、テロ対策などを定めている核物質防護規定に違反した可能性があると言われています。そして監視カメラやセキュリティーゲートなどの核物質防護設備が計15カ所で相次ぎ故障するなどし、不正な侵入を検知できなくなっていたと言う出来事があり,休日深夜に抜き打ち検査をすると、措置は不十分だと判明したのです。安全確保への影響が4段階で最悪の水準と厳しい評価されました。

特に社員の不正入室問題に続く柏崎刈羽での不祥事を受けています。
つまり「テロ対策をしていなかった」と言う事になるのです。

共連れや不法侵入を予防する事で、テロ対策にも繋がりますので、入出場管理システムが重要となります。
その他に、位置情報管理システム、生体認証、カメラシステムなどを組み合わせたセキュリティシステムの導入し敷地内の位置情報を把握して、入退室を管理して行きます。原子力発電所は重要な場所となります。指紋認証システムを設置し、なりすましや複数人数による侵入を防ぐ事が必要となります。

セキュリティゲート導入のメリット

・警備会社と合わせての使用がプラスに!!

原子力発電所をテロなどの脅威から守り、平和とエネルギー源を維持する仕事です。国家レベルの施設を守る業務は、一般的には警備会社を利用すると言う方法と、防犯カメラや入退場システムの導入が重要となります。

原子力発電所では確実に人が受付をし車両検査、入退場管理、巡回警備を行いますが一つ一つの仕事を厳重に行う責任感が求められます。しかし全てを完璧に行う事はとても困難と言えます。その為に必要となるのが,防犯カメラと入退場システム、認証システムとなります。
不法侵入と共連れを防止し,テロを防ぐ事が重要となります。

・防犯以外にも自然災害にも強くなる!!

集中豪雨やスーパー台風などの異常気象により発生する河川の氾濫、地震により発生する津波や都市部で発生する内水氾濫などの水害は、建物や設備に深刻な被害をもたらします。建物において、二次被害を防ぐための水害対策は必要不可欠です。
いつ発生するか予測できない水害からインフラ設備や重要物を守るためには、防水扉・水密扉などの特殊扉や防水板の設置が有効です。
特に原子力発電所は東日本大震災の津波と言った問題が発生し、福島原発が浸水してしまったと言った大きな出来事を覚えている人は多いでしょう。
発電設備を備え、発電を主目的に行う施設です。 発電装置と関連する設備、及び電気を消費者側に送出する送電設備から構成され、継続して安定した電力を供給し続ける休止できない施設です。

株式会社クマヒラが各施設の水害対策の見直し

東日本大震災で東北地方一体が甚大な津波被害を受けました。想定した以上の津波であったため、全国の各発電所ではこれまでの津波対策を見直すことになりました。災害時の津波と浸水の高さを再度想定し直し、施設内各所の扉の水密性能を見直しました。また、設計通りの水密性能が保証された扉であることの確認が必要だったため、必要に応じて水密実験を実施し性能を確認を行いました。
セキュリテイ機器でも有名な、クマヒラが内部に水が侵入しない為の水密扉を開発しています。
次の紹介する,水密扉は現在は原発以外にも、発電機が設置されている病院や学校、福祉施設でも推薦されています。

水密扉Aタイプ
全国の発電所等の最重要施設へ多数納入しているスライド式や逆圧式にも対応可能な、最高クラスの安全性をもつ水密扉を納入しました。設置環境によりハンドルをほとんど回転させることなくパッキンを扉枠に圧着させるテーパーカンヌキを採用したタイプ、ハンドルを回転させてしっかりとパッキンと扉枠に圧着させるエキセンタイプの2種類を使い分けています。また、必要に応じて実際に水密試験を実施し、水密性能の確認を行っています。浸水高さが56mまで対応、スライド式や逆圧式にも対応可能な水密扉となります。

クマヒラの水密扉は、浸水時に発生する水の圧力に対して、室内に水を漏らさない「水密性能」と、圧力に耐える「耐水圧性能」の2つを発揮して浸水から保護対象物を守ります。
クマヒラの水密扉は、保護対象物を取り巻く環境リスクから、適正な水密性能を検証し最適な性能の扉をご提案します。扉の形状についても両開き扉やスライド式扉、逆圧方式扉など設置環境に応じたご提案が可能です。
原発以外にも、電気・ガス・上下水道・通信ネットワークなどのインフラ施設で、電気・自家発電機室への浸水対策として設置を推薦されています。

その他にも水密扉Bと言う物もあり,浸水高さ13メートルまで対応が可能です。
クマヒラでは浸水高さによって異なる,水密扉を開発しています。