2021/01/28

セキュリティゲートの価格・機能や種類・メーカーなど

■セキュリティゲートのメーカーは多数ある

これまでセキュリティゲートに縁のなかった方にとって、果たしてどのようなメーカーがあるか自体、不明な点も多いでしょう。
セキュリティゲートのシステムを提供する企業は実はかなり多く、有名どころをざっとピックアップしただけでも10社以上見つけることができます。
中でも大手として名の上がる企業としては、ドルマカバジャパン株式会社や株式会社高見沢サイバネティックス、アマノ株式会社 などが挙げられます。
また、株式会社三宅や株式会社クマヒラもよく知られているメーカーで、各社から現在たくさんの人気製品が販売されているのです。
セキュリティゲートがまだあまり注目されていなかった時代には、こうしたシステムは特殊な研究所や企業の特定施設でのみ必要とされる防犯システムとして認知されていました。
もちろん元々はそうした目的で開発されたものであり、部外者の侵入を防止するため特定のドアに限定し、設置されていたシステムでした。
基本は今も変わりませんが、現代ではそこまで限定された用途ではなく、もっと広く利用されるように変化した点が大きいでしょう。
社会全体が個人情報の保護、企業コンプライアンスの責任を問うようになり、情報管理や機密情報漏洩防止に注力するようになったことが背景にあります。
同時に、入退室管理システムに労務管理と勤怠管理を兼ねさせることで、管理者がそこにいなくても人員管理が容易にできる点が最大のメリットとなりました。
リモートワーク体制の強化や勤務時間のフレキシブル化など、社会が強く求める勤務体制を早急に整えるために、セキュリティゲートは大きな役割を果たすことができます。

・幅の広い機能性

大企業はほぼ100%、中小企業でもかなりの割合で入退管理システムが稼働する時代となりました。
オフィスビルに入っていく社員がカードをかざす姿ももはや当たり前ですし、そこには必ずセキュリティゲートが設置されています。
また普及当初のように単に入退室データを記録するだけでなく、勤怠管理システムとも連動することが当然となりました。
中には在室情報や車両ナンバー管理とも連携し、より高度な防犯体制を敷いている企業もあります。
生体認証機器の導入、ネットワークカメラ映像の確認など、より強固なセキュリティのニーズにも十分応えられるシステムやクラウドを利用した遠隔統合管理なども登場しています。

■セキュリティゲートの種類

セキュリティゲートにはさまざまな種類がありますが、もちろんシステム的にどのような機能を必要とするかによって選択肢は変わります。
ただ、ゲート自体で現在広く普及しているのは、非接触型のセキュリティゲートでしょう。
現在日本では鉄道系でも導入されている、非接触ICカードタイプが主流となっています。
RFIDタグも通信原理やリーダライタ機能は同じなのですが、非接触ICカードはCPU搭載型が一般的であり、RFIDタグはCPUを持たないことが大きな違いです。
ただし、非接触ICカードはコストがかかるため、カード状の台紙にRFIDタグの一種であるミューチップを貼り、非接触ICカードと同様に利用するケースも登場しています。
形状はさまざまで、実に多彩なデザインがあります。
透明で非常にスタイリッシュなものもありますし、簡易的で小型のものもあるのです。
ゲートもウイング型やスライド型、赤外線センサー搭載など実にさまざまありますが、大荷物を持って通過しなければならないような場所であれば、使い勝手も含めて検討が必要です。

・種類はどのように選択すべきか

現在では基本的にはカード認証対応タイプとなりますが、セキュリティゲートがどこに設置されるかによって大別できます。
基本は屋外か屋内かで考えますが、研究施設や工場などではエントランスが天候の影響を大きく受ける場合もあるでしょう。
たとえ屋内でも、屋外環境に対応できる種類のセキュリティゲートを選ぶ必要があるなら、そちらを検討すべきです。
また施設規模によっても大別できます。
設置したくてもスペースがない場合には筐体幅が狭いものやレイアウトに自由度があるものを選ぶ必要がありますし、あまり圧迫感のないものを選ぶ配慮も必要でしょう。
センサーを強化することや逆に威圧するため扉部分を強化し、物理的にも侵入防止をアピールすることもできます。
また設置にかかる日数や床工事の要不要、取り外すときに原状回復費用がかかるか否かも重要なポイントと言えるでしょう。

■セキュリティゲートには簡易的なものもあるのか?

近年注目を集めているのが、小型で低価格な非接触IC対応のセキュリティゲートです。
ゲートはどうしても面積を取りますので、従来製品ではスペースがなく、設置を断念せざるを得なかった狭いオフィスにも導入できる可能性が広がりました。
またコンパクトなスタイルはレイアウトも比較的自由となり、通常では必須となる床工事を実施しなくても、そのまま設置できる期待があります。
もちろん管理装置と接続し、総合的な入退管理が可能です。
床工事が不要なタイプはすでに通路板がゲート側に付いているタイプですが、これは即日設置も可能で移動も可能なフレキシブル性が魅力です。
ただし、簡易的であっても用途に合わなければ設置する意義がありません。
たとえば1分の間に何人を認証し、通過させることができるかなど効率も考慮しなければ運用できません。
まとまった時間に多くの人がつめかけるような場所なのか、ポツリポツリと絶え間なく人が通過する場所なのか、設置場所と利用状況、目的用途なども考慮して選択する必要があります。

■セキュリティゲートの価格や設置費用はどれくらいか

セキュリティゲートの設置費用は、選ぶゲートや現場の状況によってかなり異なるため一概に言えません。
多くの場合メーカーへ問い合わせになっており、状況に合わせて見積もりという形になっています。
当然ながらセキュリティゲート単体で販売という形にはなっておらず、設置やその後のシステム管理、保障なども含めた価格提示になります。
相場も一概に言えませんが、一般的な屋外用フラッパーゲートで入退場のみを行うものであれば、ゲート1台あたり200万円からというのが目安でしょう。
機能としてはリモート操作可能で、利用履歴の管理やアクセス制限などもできる各種カード、生体認証、ICタグなど認証装置の組込可能なものです。
ただメーカーによっては同様の機能を有するゲートでも、100万円程度に抑えて提供しているケースもあります。
また鉄の棒が回転して一人ずつ通す回転式セキュリティゲートであれば、カードや顔認証、指紋認証機能などを搭載しても数十万円からという低コストで設置できるものもあります。
これはという製品やメーカーを選び、個別に相談して見積交渉するのが一番です。

■目的と用途を明確に

セキュリティゲートは、人の出入りを物理的にもデータ的にも管理できる有用なシステムです。
実にさまざまなメーカーや種類があり、近年では高性能なものから低コストのものまで幅広い製品が登場しています。
コンパクトなタイプであれば狭いスペースにも設置可能ですし、中小規模のビルでも無理なく運用できるだけの幅が広がりました。
選ぶ際には、どのような場所でどのような目的用途で設置するのか、運用面を明確にしてメーカーへ問い合わせましょう。